SecHack365
若手セキュリティイノベーター育成プログラムSecHack365において、初心者向けCanSat開発キットを開発しました。 このプロジェクトは優秀作品に選出され、2019年3月8日(金)、秋葉原のアキバ・スクエアにて成果発表を行いました1。 また、この成果はIPSJ情報処理学会第81回全国大会2や、CYBERTECH TOKYO 2019でも発表を行いました。
種子島ロケットコンテスト
第14回種子島ロケットコンテストにおいて、小型・軽量化と複数機(8機)の同時投下を実現しました。 8機ものCanSatを同時投下したチームは私たちが初めてでした。 私たちのチームは、審査員特別賞をいただきました3。
セキュリティ・ネクストキャンプ
2021年
セキュリティ・ネクストキャンプ 2021 オンラインで講義を行いました。
2022年
セキュリティ・ネクストキャンプ 2022 オンラインで講義を行いました。
山本 悠介氏、須藤 順平氏、松田 翔太氏による「CanSatをはじめよう」の講義では空き缶サイズの模擬人工衛星をゴールに導く制御プログラムを開発しました。実際に屋外でCanSatを走らせ、各種センターを活用しながら、理論通りにはいかないハードウェア開発の難しさを実感しました。 #seccamp pic.twitter.com/WGKh81l0ao
— セキュリティ・キャンプ (@security_camp) August 11, 2022
これまで作成した100kinSAT
初心者向け開発キットとして開発した100kinSATはver.3のエデュサットになります。 それ以外のバージョンは実際に種子島ロケットコンテストやARLISSに出場した機体です。
ver.1(100均SAT)
初代100kinSAT。 本体はプラ板を加工。タイヤは園芸用の鉢植えを加工して、輪ゴムをシャフトに用いたつくりとなっています。約1000gの大型CanSatです。 スマホを載せて走行して、ポケモンGOの卵を孵化させるミッションに挑戦しました。
ver.2(ガチャサット)
プリント基板を使い小型化した100kinSAT。 メジャーを放射状に配置したタイヤが特徴。小型・軽量を活かして第14回種コンで8機同時投下しました。約100g。気球収納時はガチャガチャのカプセルを用いてコンパクトになります。8機作成したので、各機体に愛称がついています。写真に写っている機体の愛称はゲジ。
ver.3(エデュサット)
初心者向けCanSat開発キット。SecHack365で開発しました。約200g。 教育目的に使用できるように様々な工夫をしています。
- ドキュメントの充実
- はんだづけが容易になるように簡便な部品を使用 & 部品点数を最小限に
- 入手性や安全性を考慮して、乾電池で駆動する設計
- …
ver.4(カプセルサット)
ゲジをさらに小型化した機体。 約50g(大会の上限は1050gなのでかなりの軽量!)。ゲジのメジャータイヤを踏襲しつつ、3Dプリンタで作成したらせん型のモータハブは落下時の衝撃を吸収する構造になっています。大会では6機同時投下を行いましたが、着地後、パラシュートが絡まりリタイアとなりました。各機体に識別用のうさぎやたぬきのシールを貼っています。
ver.5(100kinSAT(ARLISS版))4
米国のブラックロック砂漠で行われる大規模な大会に出場した機体。海外での様々な試練を乗り越えた強者。 モデルロケットに搭載して、上空約3kmまで打ち上げました。 これまでの経験を活かしてソフトウェアにもこだわっています。